最初は飼うつもりはなかったけれど、子猫を家に連れて帰ったら、そのまま手放せなくなってしまった人も多いのではないでしょうか?
こちらの動画の子猫も、そんな事情で飼われることになったのですが、飼い主さんに飼う決断をさせたのは、先住していた犬でした。
飼い主さんは、初めは一夜だけの保護のつもりでした。しかし朝になり、愛犬が子猫を可愛がっている様子を見て、このまま別れされるのは忍びないと思いました。
そしてこの子も、新しい家族として、めでたく迎えられることになったのです。
この動画は、その時の子猫と愛犬を撮影したものです。子猫の運命を決めた動画になりますが、こんなに仲良くしている様子を見たら、もう飼うしかありませんね♪
一晩だけ保護した子猫が、新しい家族になった理由
子猫の飼い主は、米国ロサンゼルス在住のシャラ・プラットさんです。
シャラさんは仕事の帰り道、車を走らせていると、ある親子が歩道で小さな子猫を、心配そうに見守っているのを見かけました。
シャラさんは気になって車から降り、親子に事情を聞いてみました。それによると、一匹の子猫が親猫からはぐれてしまったらしく、その子の親猫を探しているとのことでした。
そこでシャラさんも一緒に探してみましたが、親猫は見当たりません。そこは交通量の多い場所なので、このまま子猫を置き去りにしたら、車に轢かれてしまう危険があります。
シャラさんは考えた末、一旦、子猫を家に連れ帰って保護し、翌日になったら動物保護団体に連絡して引き取ってもらうことにしました。
というのも、シャラさんはすでに犬2匹と、さらに猫を一匹飼っていたので、それ以上は飼えないと思ったからです。
そして翌朝、子猫とお別れをする前に、5歳のピットブル犬のロキシーに会わせてみました。その時に撮影した動画が、冒頭で紹介した動画になります。
子猫をペロペロと舐める愛犬のロキシー
犬のロキシーが、まるで母猫のように子猫をペロペロと舐めています。とても穏やかな表情で、優しく接しています。
子猫のほうも、親猫のぬくもりを求めるようにして、ロキシーに甘えています。この様子を見て、もう引き離すことなんて出来ない!と、シャラさんは子猫を飼うことに決めたのです。
もともと動物が好きな優しい人なので、帰り道で子猫に出会った瞬間、すでに運命は決まっていたのかもしれませんね。
子猫はクレンショウと名付けられる
新しい家族に迎えられた子猫は、クレンショウと名付けられました。これは保護した道の名前に由来しています。
クレンショウは愛犬のロキシーと、大の仲良しになりました。ロキシーも本当の親のように、クレンショウの面倒を見てくれています。
この仲良しっぷりをご覧ください! 母猫とはぐれてしまいましたが、優しいロキシーと出会えて良かったですね。
もう一匹の犬とも仲良し
シャラさんの家には、もう1匹の愛犬、11歳になるポメラニアンのケイシーがいます。子猫のクレンショウはケイシーとも、すぐに仲良しになりました。
子猫と犬の動画をよく見ますが、ほとんどの犬は、子猫に優しい態度を取りますね。ケイシーも優しい犬で良かったです。
先住猫のラッキーは…
もう一匹、シャラさんの家には先住猫のラッキーがいます。猫は警戒心が強いので、新しい猫を、なかなか受け入れてくれないことがあります。
ラッキーも最初は無関心な態度をしていたそうですが、今ではすっかりクレンショウに心を開いて、受け入れてくれています。
クレンショウはメスの子猫なので、オスのラッキーはお兄さんのような存在になっています。
親猫とはぐれて道に彷徨っていたクレンショウですが、優しい飼い主のシャラさんと出会い、先住の犬二匹、猫一匹とも仲良くなれて、本当に良かったですね!
写真:Love Meow
コメント