「2本足で立つ可愛い猫」がYouTubeでも人気ですが、こちらの猫は、障がいがあるために4本足では歩けない猫の動画です。
猫の名前は、カンガ(♀)です。前足に先天的な障がいを持って生まれたため、2本の後ろ足を上手に使って立っています。
これは前脚の足首とヒジの間の骨が短くなってしまう障がいで、普通に歩くと、前足に大きな負担が掛かります。このため、後ろ足で立つ姿勢が自然に多くなるのだそうです。
その姿からして、このような猫はカンガルーキャットと呼ばれているそうですが、芸でやっているわけでなくて、普通の猫と同じようには歩けない事情があるんですね。
しかし、そんなカンガは障がいなどものともせず、むしろ、みんなに愛と勇気を与えながら、元気に生きています!
前足に障がいがあるため、安楽死の寸前だったカンガ
前足に障がいを持っていても、普通の猫と変わらずに元気に生きているカンガですが、実は安楽死になっていたかもしれないという過去がありました。
そんな運命から救われたのは、たった一人の女性が取った行動にありました。
安楽死の寸前だったカンガを救った女性
カンガは2014年4月に生まれて、米国カリフォルニア州の施設に保護されました。障がいを持って生まれたため、安楽死のために動物病院に運ばれて来た猫なのだそうです。
しかし、そこでシェリルさんという女性がカンガを見て、何とか救い出せないかと思い、グレース・レスキューセンターに連絡をしました。
そして連絡を受けたスタッフが動物病院に向かい、カンガを引き取ったのです。もしも、「障がいがある猫だから、安楽死は仕方がない」という考えの人ばかりであったならば、現在のカンガはいません。
人知れず、ひっそりと安楽死の最期を迎えていたのでしょう。
シェリルさんのように、障がいのある猫でも生きる権利はあると思った人がいたから、カンガを救い出すことができたのですね。
実際に、その後のカンガを見ると、障がいを持っているからといって、生きるチャンスを奪ってはならないことを私たちに教えてくれています。
新しい家に迎え入れられる
カンガはグレース・レスキューセンターに引き取られ、教育主さんの家に迎えられます。そこでさっそく、元気に歩き始めたそうです。
その後、カンガのことを知ったジョイスさんが、保護施設からカンガを引き取りました。
カンガは新しい家で、ジョイスさんの家族と、先住猫&先住犬に迎えられ、嬉しそうに家の中を飛び跳ねていたそうです。
障がいを持っていても、カンガの心は自由で、生きていることに大きな喜びを感じていたのですね。先住の猫と犬は、そんなカンガを見て、拒むことなく優しく迎え入れてくれました。
カンガは子猫の世話が大好き
カンガを引き取ったジョイスさんは、保護猫の養育ボランティアを始めたそうですが、カンガは子猫の世話が大好きなのだそうです。
保護された子猫たちを迎え入れると、まるで母猫のように、驚くほどの愛情を注ぐのだそうです。普通の猫は、なかなかそうはいきませんが、カンガはとても優しい猫に育ったのですね。
子猫たちがご飯を食べている時に、カンガは立ち上がって、その姿を見守っています。
子猫の頃のカンガ
こちらの動画は、グレース・レスキューセンターに引き取られ、教育主さんの家に迎えらた頃のカンガです。
後ろ足で上手に立ち、障がいのある前足で、教育主さんの指を一生懸命に掴もうとしている姿が愛らしいですね。一緒に遊んでもらえるのが嬉しくて、喉をゴロゴロと鳴らしている音が聞こえています。
カンガに懐いている子猫
こちは現在のカンガです。2017年10月9日、Facebookに投稿された動画です。保護されて新しく迎えられた子猫が、すっかりカンガに懐いています。
ちょっと、やんちゃそうな子猫ですが、カンガは母猫のような態度で甘えさせています。これなら子猫も寂しくないですね。カンガはこうして、多くの新しい家族を迎え入れています。
カンガは自分に障がいがあるなどとは思っていませんし、足りないところなど何もなく、生きていくための愛と勇気を与え続けてくれています。
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