ボートで釣りをしていた人が、なぜか海をさまよって泳いでいる犬を救助するという感動動画です。
いったい、このワンちゃんに何があったのでしょうか? 犬の救助という感動的な話の背景には、実は悲しい出来事も判明しています。
まずは映像をご覧ください!
海を泳ぐ犬を釣り人が救助!
この男性は、いつ大物が釣れてもいいようにと、ボードにビデオカメラを設置して釣りをしているのだそうです。このため、決定的な映像を撮影することができました。
男性がボートに乗って、海で釣りをしていると…
赤丸で囲った部分に、犬が泳いでいる姿がすでに映っています。でも、まだこの時には、男性は犬の存在に気付いていません。
おっ! 犬が海を泳いでいるぞ!
犬がボードの近くまで泳いできました。男性も、すでに犬の存在に気付いています。
でも、ここは海岸から約1.5kmも離れている海の上なのです。なぜ、こんな場所で犬が泳いでいるのか、とても不思議だったでしょうね。
犬を救助する釣り人
釣りをしていた男性も事情は分かりませんが、とにかく犬を救出するのが先ですね。泳いできた犬を、男性がボードの上に乗せています。
無事に犬を救出! でも犬に異変が…
陸に上がって、無事に犬を救出することが出来ました!「良かった、良かった!」となるところなのですが、話はこれで終わりません。
映像を見れば分かりますが、このワンちゃんはかなり疲労していて、身体に怪我をしているようです。
犬の救助には、悲しくも感動的な背景がありました!
この後、男性は犬を獣医さんに診せました。すると首輪にIDチップが取り付けられていることが分かり、飼い主さんが判明しました。
ワンちゃんの名前もバーニーと分かり、これで飼い主さんの家に戻ることが出来ました。ところが、そこで予想もしていなかった事態が判明します。
散歩の途中で起きた悲劇
実は、このワンちゃんは海で救出される直前まで、飼い主さんと一緒に散歩をしていたのだそうです。
その散歩中に、なんと140kmもの猛スピードで車が突っ込んで来て、飼い主さんは、そのまま帰らぬ人となってしまいました。
酔っ払い運転をしていた運転手が起こした事故に、不幸にも愛犬の散歩中に巻き込まれてしまったのです。
犬はパニックを起こして海へ
突然、飼い主を失ってしまったバーニーは、パニックを起こして走り続け、道がなくなってしまったので、そのまま海に入ってしまったのではないか?と考えられているようです。
不幸な事故を起こしたのも人間、犬を救助したのも人間です。悲しくも感動的な話として、この動画は世界に知られることになりました。
生前の飼い主さんと、救助された愛犬のバーニー
事故で亡くなった飼い主のドナさんと一緒に写っているバーニーです。本当に大の仲良しだったことが伝わってくる写真ですね。
ドナさんには3人の子どもがいるそうです。母親と愛犬を同時に失って悲しんでいた中、バーニーだけでも戻って来てくれて、大きな救いになったのだそうです。
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